2012年6月12日火曜日

流れが途切れるのがもったいない!スライドに表をのせない方がいいケースとは

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ふじもったです。こんにちは。

またまたプレゼン絡みのお話を。

僕は、スライドには表を載せないほうがいいと考えています。
話している事と見るものを一体にさせ、聞き手を惑わせないためです。

表は、言いたい事の集合体です。
沢山の言いたい事を並べて、比較するツールです。

意思決定の際の重要な資料にはなり得ますが、スライドに入れるとどうなるでしょうか。

恐らく、人によって視線がバラバラになってしまいます。

Tableslide 001

「どこどこを見てください。」といちいち指示しないといけないデザインは理想ではありません。
「出した瞬間に見るべき所に目を向けてもらえる」デザインのためにも、表は別のスライドに分けられないかを考えてみましょう。

表は思考を誘う

今日はWWDCにてAppleの新作発表がありましたね。
ここで出てきた情報を使って、ちょっと価格一覧のスライドを作ってみました。

Tableslide 002

価格を比較する分にはわかりやすいですね。
さて、これだったらどのモデルを買おうかな…と迷いながら考えてしまいます。

問題点は、この「迷いながら考えてしまう」所です。

表は思考を誘う

プレゼンテーション中、本来は話を聞いてもらいたいにもかかわらず、表を入れてしまった事で聞き手に迷いながら考える余地を与えてしまった訳です。

話をしている途中でも、考え事をしてしまうでしょう。

純粋に話を聞いてもらいたいのであれば、こんな風に作り替えます。

Tableslide 003
『まずはMacbook Proの価格をご紹介します。…』

Tableslide 004
『次に、Macbook Pro Retinaモデルの価格をご覧下さい。…』

こんな風にスライドを分けておくと、ストーリーの流れが途切れる事無く、全ての情報を自分の意図した順番で提示できます。

もし後でじっくり考えてほしいのであれば、表を配布資料として渡した方がいいでしょう。
もらった資料は後で検討する際の有力な情報源になるわけですから。

表を使うのであれば、その意図を考えるべき

もしスライドに表を載せたいのであれば、その表が相手に伝えるものは何なのか、を改めて考える必要があります。

情報を伝えるけれど、まとめてしまった方が楽だから…、という理由なのであればスライドはすぐさま分けるべきです。

ですが、思考を誘いたいのであれば話は別です。

この表をみて、考えてみてほしい。
この表の裏にあるメッセージを伝えたい。

という場合であれば、表は強力なツールになるでしょう。

今日のもったいる

表現を簡略化するためにツールを使うだけではなく、そのツールを使って生まれる作用についても考えてみる。

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